2か月から始まる予防接種は子どもの健康を守るために大変重要です。
病気に罹ると命にかかわるもの、重度の後遺症を残す可能性のあるもの、重症になると入院が必要になる病気が含まれています。世界的には予防接種が受けられずに亡くなるお子さんが沢山います。日本でも過去には多くのお子さんが病気で亡くなっていた時代がありました。副反応を心配する方もいますが、病気に罹るよりはずっと軽いものです。
是非、予防接種を受けましょう。

予防接種
予防接種
2か月から始まる予防接種は子どもの健康を守るために大変重要です。
病気に罹ると命にかかわるもの、重度の後遺症を残す可能性のあるもの、重症になると入院が必要になる病気が含まれています。世界的には予防接種が受けられずに亡くなるお子さんが沢山います。日本でも過去には多くのお子さんが病気で亡くなっていた時代がありました。副反応を心配する方もいますが、病気に罹るよりはずっと軽いものです。
是非、予防接種を受けましょう。
髄膜炎、肺炎、中耳炎の原因となる菌です。髄膜炎になると重症で命にもかかわります。
B型肝炎ウイルスは急性肝炎を起こします。重症な劇症肝炎となり死亡することもあります。慢性肝炎から肝硬変、肝がんに進行することもあります。
乳幼児が感染すると頻回の嘔吐、下痢による脱水症状で入院が必要になることがあります。
結核を予防します。結核は70~80年前には国民病と言われる位多くの人が罹り、多くの人たちが命を落としました。
現在でも罹る可能性があり、乳幼児が罹ると重症になりやすい怖い病気です。
麻疹は重症な感染症でワクチンができる前には脳炎や肺炎により多くの人が命を落としました。治療法はなく、ワクチンでの予防が絶対に必要です。
風疹は軽い病気ですが、妊婦が罹ると胎児に影響を及ぼし、心臓病、白内障、聴力障害など重症な後遺症を残すことがあります。
普通の人が罹ると軽い病気ですが、免疫の低下した人が罹ると命に係わるほど重症化します。将来帯状疱疹を発症することもあります。治療薬がありますが、重症にならないように予防接種をしましょう。
耳下腺などの唾液腺が腫れる病気です。合併症に髄膜炎、睾丸炎等があります。
難聴となることもあります。任意ワクチンですが、合併症を防ぐためにも是非接種しましょう。
蚊に刺されることで発症します。東北地方では発症する人はほとんどいませんので、当院では標準的に3歳から接種しています。西日本や海外に行く機会の多いお子さんは6か月から接種できます。発生率は低いですが、死亡や後遺症を残す怖い病気です。
学校での予診票配布が終了しました。予診票はクリニックにあります。
ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染すると将来子宮頸がんを発症する可能性があります。年間3000人の女性が子宮頸がんにて命を落としています。
15歳以上は3回接種、15歳未満は2回接種で抗体価が上がり有効とされています。
従来の不活化ワクチンは生後6か月から接種できます。
13歳未満は2回接種、13歳以上は1回接種となります。
今年より経鼻生インフルエンザワクチン(フルミスト)を開始します。
2~18歳の方が受けられます。
点鼻ですので、痛くありません。
1回の接種(両方の鼻腔に1回ずつ噴霧する。)で済みます。
これまでの注射による不活化ワクチン2回接種(13歳以上は1回)と同等の効果があると言われています。
接種後2週間から1年位は効果が持続すると言われています。
生ワクチンですので、発熱や鼻水、鼻づまり、咳、のどの痛み、頭痛などの副反応がでることがあります。
ゼラチンアレルギーの方、免疫の低下している方、近親者に免疫の低下した方がいる場合は、接種はできません。
重度の喘息や喘鳴の症状のある方は接種できないこともあります。
新型コロナの流行期には非常に有効でした。
現在は新型コロナも治まってきており軽症になってきていますので、当院では接種を見合わせています。